ベアネット、ネット活用の経営診断サービス開始

2000.08.04 日刊工業新聞 31頁 (全578字) 


 ベアネット(東京都世田谷区玉川3の10の8、真野淳社長、03・3788・1430)は3日、インターネットを活用した企業情報化支援事業の試験サービスを始めたと発表した。東京・多摩地区の産学交流組織「TAMA産業活性化協議会」とタイアップして、ネット上で中小企業診断士による経営診断やインフラ環境の提供などを行うサービスで、向こう3年間で全国で1000社の獲得を目指す。年会費は12万円。ネット上での企業に対する情報化支援サービスが増えているが、中小企業診断士によるネット支援サービスは全国でも珍しい。

 新サービスのホームページ(HP)アドレスは「TEAMWeb(http://www.teamweb.ne.jp)」。サービスは、同社と契約したTAMA協の会員である中小企業診断士10人がネット上で、中小企業経営者の相談に応じるもの。サービスを受ける経営者はHPを通じて会員登録すれば、ネットを通じて、低コストで企業情報化支援を行う。会員になった経営者によって匿名を希望する場合、診断士には、システム上でその経営者のプロフィルなどは分からないようになっている。

 同社では、ネット支援による企業情報化支援サービスについて、「通常、費用は新サービスの5倍程度かかるなど高い。専門の中小企業診断士とのワン・ツー・ワンで回答するケースは珍しい」(真野社長)としている。

日刊工業新聞社